天羅地網

天網恢恢疎にして漏らさず

靖国神社と憲法に関して

現職自衛官の幹部が公用車で靖国神社に参拝したら、 毎日新聞などが批判。

つくづくメディアのレベルの低さを感じる。

時事に敏感な琴絵氏が斬る。

 

現職自衛官の幹部が公用車で靖国神社に参拝したら、 毎日新聞などが批判してきた。
その理由が 「防衛省次官通達に違反し、憲法違反の恐れ」 というものじゃ。
あのな!
憲法解釈が出来るのは内閣法制局
憲法判断が出来るのは最高裁判所
事務次官憲法解釈も憲法判断もする権限が無い! 
アホか!
 
そもそもな、自衛隊が「神社」に関してセンシティブになったのは、 「自衛官護国神社合祀事件」というものがあったからじゃ。
 
これは、訓練中に殉職した自衛官をな、 隊友会自衛隊退職者の社団法人)が 殉職自衛官の故郷、山口県護国神社への合祀(祭神にすること)を推薦し、 自衛隊地方連絡部が名簿情報などの事務をしたらな、 その殉職自衛官の妻だった女が 「憲法違反だ!勝手に合祀するな!私は傷つけられた!」と怒りだして、 自衛隊などを訴えた事件があったんじゃ。
 
でもな、殉職自衛官本人の生前の信仰は特に無かったし、 何より故人のお父さんが 「息子が護国神社の祭神になる」とたいそう喜ばれてな、
結局、最高裁は女に対して「嫌でもそれは受認限度の範囲」という判決を出し、 「問題ない」という結論になったんじゃ。
 
しかし、当時は今と違って共産主義がめちゃくちゃ多く、 世情が悪いときじゃった。
だから、防衛庁事務次官通達(昭和49年11月19日)では、 「合祀を推進するよう働きかけるな」とか 「宗教行事に自衛隊の音楽隊は参加するな」と定め、 統合幕僚通達(昭和38年7月31日)では、 「隊員個人の信教の自由を尊重すること」などを定めたんじゃ。
 
いずれも「社会通念上相当な範囲」という前提があり、 「一切の宗教性を排除しろ」というものではない!!
 
あのな! 宗教性が一切駄目なら、 自衛隊内で西暦使用禁止じゃろが!
西暦2024年とは、キリストという教祖が(死んでも復活するなど宗教エピソードをふんだんに持つ) 生まれたときからの概念で、 宗教そのものじゃぞ。
 
しかし、普通に使うよな? 
というか自衛隊が使っている「90式戦車」とか「10式戦車」という名称は、 西暦の下2桁じゃ! 
これも政教分離違反か?  うん?? どうなんじゃ!
 
つまり、「政教分離違反」とは 「社会で広く受けいられている慣習」を否定するものではない。
だから、現職自衛官が公用車で戦没者慰霊顕彰施設の靖国神社を参拝しても、 それは広く社会で過去一貫して行われてきたことじゃから、 何ら問題視すべきではない。
 
安倍晋三元総理や小泉純一郎元総理も 公用車で靖国神社に参拝しとるしな!
ほか、自衛隊では新品の戦車や戦闘機を使うとき 「入魂式」という行事をして士気を高めるし、 護衛艦の中には艦内神社といい航海の安全を祈願する場所がある。
これは江戸時代に大坂から江戸に荷物を運ぶ船にもあった、日本の伝統じゃ。
 
ええか! 
憲法とは伝統や慣習を否定するものではない。
むしろ逆じゃ!
憲法とは伝統や慣習を「最高の法」にする考え方なんじゃ!
じゃから、伝統や慣習に反するものが「憲法違反」となるわけじゃな。 
 
これはアメリカやイギリスも同じじゃ。
アメリカの銃規制がアメリカの憲法違反なのも、 銃を持つ権利は、アメリカ建国時からの伝統であり慣習じゃからな!
それが憲法の基本的な概念なんじゃ。
日本の憲法学者とは、 あくまで「日本国憲法」の専門家であり、 「憲法学」としてはただの素人であることに注意が必要じゃ。
 
憲法は慣習を否定してあらたなルールを押し付けるものではない。
すでにある慣習に法的正当性を与えるものじゃ! 
勘違いすな!
ただ、合祀も神社参拝も、別の宗教を信じているため、 嫌だと言う人に強制したり、 不利益な処分をしてはならん。
ただ、それだけじゃ。
 
写真は靖国神社を参拝したワシじゃ。
祖国のため命を捧げられた方々に尊崇の念をもち感謝の気持ちを捧げることは、 全世界共通の慣習であり伝統じゃ。
否定することは許されない! 
否定することが信教の自由を侵害する!
 
最後に宣伝させてな!
ワシが書いた『日本は核武装せよ!』は、靖国神社参拝に関する問題の詳細解説と、 いわゆる戦犯の法的地位について分かりやすく解説した。
amzn.asia/d/16kXXFB 読んで頭を鍛え、一緒に日本を守ろうな! あと、ワシのおねだりリストも宜しくな! いい文章を書くためのインフラ整備に必要なんじゃ!

https://twitter.com/HashimotoKotoe/status/1747914400504353186

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